05 商品選定・商談の履歴を残す|前回の内容を次の商談につなげる
2026.09.24
3Dシミュレータを商談で使い、顧客情報や案件情報、シミュレーション結果を保存していくと、少しずつデータが蓄積されていきます。
誰が、どの商品を選んだのか。
どのような組み合わせが多いのか。
どの商品から変更されたのか。
どのような案件で利用されたのか。
どのような内容で受注につながったのか。
こうした情報を、商談が終わった後も企業のデータとして利用できます。
シミュレーションを「その場限りの情報」にしない
通常の商談では、商品を選んで見積を作り、受注すれば、その時の検討内容がそのまま活用されなくなることがあります。
3Dシミュレータと商談システムをつなげておけば、シミュレーションした内容をデータとして残せます。
顧客情報、案件情報、選択した商品、仕様、金額、シミュレーション結果などを紐付けて保存しておく。
そうすることで、一つひとつの商談が会社のデータとして蓄積されていきます。
商品の選ばれ方を確認する
蓄積されたデータは、商品開発や販売方法を考えるためにも利用できます。
例えば、
どの商品がよく選ばれているか。
どの色や素材が選ばれているか。
どの商品と商品が組み合わされているか。
どの商品が途中で変更されやすいか。
といった情報を確認できます。
「よく選ばれている商品ランキング」のように、商品ごとの選択回数を集計することもできます。
ランキングにすることで、単純な数字の一覧ではなく、どの商品が実際の商談で選ばれているのかを分かりやすく把握できます。
シミュレーション上での商品の選択状況と、実際の受注データを組み合わせれば、検討段階と購入結果の違いを確認することもできます。
案件ごとの情報を検索・管理する
案件数が増えると、「あの案件はどんな内容だったか」を探すこと自体が手間になります。
そこで、顧客名、案件名、担当者、施工場所、建設地、商品などの情報から検索できるようにします。
過去のシミュレーションを呼び出して確認したり、案件ごとに複数のシミュレーションを管理したりすることもできます。
担当者が変わった場合でも、それまでの情報を確認しやすくなります。
蓄積したデータを一覧で扱う
一件ずつ確認するだけでなく、蓄積されたデータを一覧で管理することもできます。
例えば、
- 商品別に集計する
- 案件別に検索する
- 担当者別に確認する
- 期間を指定して集計する
- 特定の商品を含む案件を検索する
- 選択数や受注数をランキングで見る
といった使い方です。
必要に応じてCSVやJSONなどでデータを出力し、他のシステムや社内の業務でも利用できるようにすることもできます。
他のシステムと組み合わせる
蓄積したデータを3Dシミュレータの中だけで完結させる必要はありません。
顧客管理、案件管理、見積、受注、商品管理など、既存のシステムと連携することもできます。
例えば、シミュレーションで選択された商品情報を見積システムに渡す。
受注した案件の情報を商品管理側で利用する。
過去の商談データを営業管理側から検索する。
このように、それぞれのシステムに同じ情報を何度も入力するのではなく、必要なデータをつないで利用できます。
蓄積することで、あとからできることが増える
最初から「このデータを分析する」と決めておく必要はありません。
まずは商談で利用する。
そこで、お客様や案件、シミュレーションの情報を保存する。
データが蓄積されてきたら、検索や集計、ランキング、他のシステムとの連携など、必要になった機能を追加していく。
実際に使ってみてから、データの活用方法を広げることもできます。
3Dシミュレータを導入することは、単に商品を3Dで見せる仕組みを作ることではありません。
商品を選ぶ。
商談する。
シミュレーションを保存する。
受注する。
その情報が蓄積される。
この繰り返しによって、商談の一つひとつが企業のデータとして残っていきます。
そのデータを検索し、管理し、ランキングなどで分かりやすく把握し、他の業務で利用できるようにする。
Web3Dを商談に組み込むことで、「見せる」「選ぶ」「売る」だけでなく、そこで生まれた情報を次の業務に生かす仕組みまで構築できます。
これが、3Dシミュレータ商談システムという考え方です。

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